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地球にやさしい家づくり

ここ数年、猛暑や豪雨といった異常気象がよく見られます。

気象庁気象研究所から、この異常気象は地球温暖化で地球の平均気温の上昇からきているという結論されているものもあります。

地球温暖化を止めるには、化学燃料の使用を減らしていくことが大切になります。

主に化石燃料とは何なのかというと、石油や石炭、原子力発電の際に使用されるウランなどがあります。

これらの化石燃料は、現在の私たちの生活にはなくてはならないものとなっているのです。

世界を見ると日本の冬は暖かい気候になりますが、世界で1番寒い住宅が建っている地域は北東北3県(青森県、秋田県、岩手県)だと言われています。

暖を取るために、こたつやストーブを使用することは他の国や地域でもよく見る光景ではありますが、お部屋も比較的短時間で温まるため使用量は多くありません。ですが北東北では、地域特有の寒さに加え隙間風の入りやすい作りの住宅が多いため、ほとんどの家庭でたくさんの化石燃料を使用しています。

東北よりも気温が低いドイツをはじめとしたヨーロッパ各所では、しっかりと寒さ対策をした高気密・高断熱の住宅がたくさん建てられています。

寒さ対策がしっかりされた住宅を建てる職人を育てる環境も整っていたり、住宅を建築する際に使用する機械もバッテリーで動くものを使用する職人が数多くいたり、住宅を建てる時から地球温暖化について考えている方が多いです。

今後、地球温暖化の影響で苦労をするのは私たちの孫やひ孫世代になります。

子孫にもきれいで住みやすい地球を残していきたいという想いを持って活動しています。

地球にやさしい家づくり

陸前高田の建材を使用した家づくり

陸前高田は、海と山の囲まれた自然豊かなきれいな街です。

その昔、金が採掘されていた玉山金山があり、ヴェネツィア共和国(現:イタリア)の冒険家、マルコ・ポーロの『東方見聞録』にある「東方に国あり、その名ジパングという。その国で特に驚くべきことは金の多いことである。その金は掘れども尽きず。」は玉山金山を指しているとも言われています。

そんな自然豊かな陸前高田には、地元の山から木を伐採し、土を練り、木材と漆喰を使用したぬくもりのある住宅が数多くありました。建築も地元の大工が行っていました。

ですが近年は、窯業系サイディングというセメントと繊維質を混ぜた人工物を使用した住宅の建築が、全国的に数多く見られるようになっています。

この窯業系サイディングは住宅大手メーカーが、アメリカや中国など海外に工場を設立し作られています。

昔は建材も建てる大工も地元で探し住宅を建てていましたが、現在の住宅は全て外から入ってきたものに頼っているのです。

もちろん頼ることが悪いことではありませんが、頼ることにより利益はどんどん外に出てしまい地元や日本には何も残りません。

また、住宅大手メーカーに依頼をするとある程度、カタチというのは決まってしまいます。

近頃は、無機質な住宅デザインが多く見られますが、住宅というのはゆったりとくつろげる居心地のいい場所だと考えております。

一生に一度とも言われている住宅の購入だからこそ、他の人とは違った特別でオリジナリティ溢れる住宅を手に入れてみてはいかがでしょうか?

陸前高田の建材を使用した家づくり